脇汗が多い原因はなに?ひどい脇汗の対策

薄着になる季節は「脇汗が気になってつり革につかまれない」「脇のシミが気になって着たい洋服が着られない」など、男性も女性も悩みをもつ方が少なくありません。

しかし脇汗が気になることで、プライベートや仕事にも影響が出てしまうのは、もったいないことです。
そこで、脇汗やニオイのストレスを感じないようにしてみませんか。

ひどい脇汗の原因や対策、ニオイを抑える方法などをしっかりみていきましょう。

1.脇汗の原因は2つの汗腺

人それぞれ個人差があるとはいえ、全身のなかでも脇に汗が多いことには原因があります。

脇汗は、身体にある2つの汗腺(皮膚にある汗が出る穴)が深く関わっているのです。
それぞれの汗腺を「エクリン腺」と「アポクリン腺」といい、異なる特徴があります。

あまり知られていない身体の構造から脇汗の原因をみていきましょう。

全身にある「エクリン腺」が汗を出すワケ!

エクリン腺は、全身に張り巡らされている汗腺です。

とても小さくて肉眼ではなかなか見えないですが、1平方cmあたり約100個存在し、全身で200~400万個以上あるといわれています。

エクリン腺から出る汗の成分は、99%以上が水分で、サラサラしているという特徴があります。

汗を出すメカニズムには、自律神経のひとつである交感神経が深くかかわっており、活動したり興奮・ストレス状態にあると汗が出やすくなるようです。

(1)体温を調節するための汗

気温・室温が高いときや運動をしたときなどに、汗を出すことで身体が熱くなりすぎないように体温を調整する働きがエクリン腺にはあるのです。
このことを「温熱性発汗」や「運動性発汗」といいます。

寒いときも暑いときも、体温を一定に保つことができるのは、エクリン腺が深く関わっているといえるでしょう。

(2)精神的なことが原因の汗

人間は精神的にストレス・緊張状態・不安を感じたとき、手足や脇の発汗が活発になり、これを「精神性発汗」といいます。

緊張しやすい人や人前に出るのが苦手な人は、「脂汗をかく」「手に汗を握る」などの経験があるかもしれません。

これは、興奮したときに働く交感神経が優位になるためでしょう。

運動時のようなあふれる汗というよりは、じわっと出てくるようです。

(3)辛いものを食べて出る汗

辛い食べものなど、刺激物を食べたときに、額や鼻・首などの顔周りを中心に汗が出ることがあり、これを「味覚性発汗」といいます。
しかし、味覚そのものや、味覚性発汗は、まだはっきりと解明されていません。

人によっては辛いものだけではなく、甘いもの、酸味のものでも汗が出るケースもあり、生理的な現象です。

ニオイを出す?「アポクリン腺」が汗を出すワケ!

アポクリン腺から出る汗には、エクリン腺のような体温調節機能はありません。
脇汗の臭いは、脇に存在しているアポクリン腺が影響しているようです。

もともと、汗は無臭です。
しかし、皮ふの上にある常在菌が皮脂や汗を分解することで、ニオイが出てきます。

エクリン腺の汗は、成分のほとんどが水分のため、サラサラしていますが、アポクリン腺から出る汗は、粘り気があります。

エクリン腺もアポクリン腺も、はじめは無臭ですが、放置すれば両方とも臭います
とくにアポクリン腺のほうが成分に栄養が豊富なため、強烈なニオイを発するのです。
これがワキガ臭です。

アポクリン腺は、全身の中でも脇・肛門・耳の中・陰部などの特定の場所にしか存在しない汗腺なのですが、とくに脇はニオイが服の外に出やすいため、脇の臭いが気になるのです。

アポクリン腺の数や、大きさは遺伝的な要素が強いため、臭いの強弱にも個人差があります。

汗のニオイにも役割がある?

脇汗のニオイは、フェロモンを出して異性を引き付ける役割があります。

言葉をもたない動物は、臭いを出すことで個体を認識し、異性にアピールするといわれています。
アポクリン腺は哺乳類の、芳香腺が退化したものと考えられており、思春期以降に発達します。

2.なんで脇に汗が多いの?

汗は全身から出ているのですが「脇から出る汗の量は多い」と感じる方が多いようです。

これは、エクリン腺がワキの下や手のひらなどに集中しているからなのです。
そのため、脇は汗がいっぱい出ると感じます。

また脇は腕を下している状態だと皮膚が重なるため、発汗された水分がすぐに蒸発しにくく、蒸れやすかったり、水分の粒子がくっついてしっとり濡れるため、脇汗がたくさん出ているように感じるのです。

冬でも脇汗が多いのはどうして?

寒い冬でも脇汗が気になる方は、多いようです。
なぜ、寒いのに汗をかくのでしょうか。

寒いときは、身体が熱をつくろうとするため代謝が上がることが原因で、脇汗が出やすくなるようです。

また、冬は夏よりも室内にいて、身体を動かさないケースが多いため、喉が渇きにくくなりがちです。
そのため、水分摂取量が減ってしまい、老廃物や塩分が濃い汗になりやすいようです。

このように栄養豊富な汗は、皮ふにいる常在菌のエサになりやすく、ニオイやすいという特徴があります。
さらに冬は重ね着をしている場合が多く、湿度がこもり菌にとって過ごしやすい環境になることもニオイの原因といえるでしょう。

3.あなたの脇汗の原因は?簡単チェックシート

ここで、脇汗の原因タイプをチェックしてみましょう。

つぎのチェック項目に、「Yes」か「No」で答えていってください。

  • 簡単な「YES」「NO」の2択です。
  • 「NO」の場合は先に読み進めてください。

【Check-1】温暖な国で生まれ、3歳頃まで温暖な国で育ちましたか?

⇒YES

人間の身体は生まれた環境に適応しようとします。
熱帯や亜熱帯の人々は、日本人よりも全身の汗腺が多いわけです。
汗腺の1本1本も太い傾向にあります。
ですから他の人よりも脇汗量が多くて当然です。

あなたの場合、一般的な脇汗対策では根本解決にならないでしょう。
「食事内容の改善」「ストレスの発散」「運動不足の解消」
このような努力はほとんど無意味かもしれません。

⇒4.ワキガの根本対策とは?

【Check-2】脇汗が多くなる以前に脱毛処置を受けましたか?

⇒YES

あなたは「脱毛後多汗症」「発汗恐怖症」かもしれません。
『レーザー脱毛をしたら、汗が増えてしまった』
これは珍しいことではありません。

脱毛処置を受けた人は、意識が脇に集中しているのが普通です。
そのことが精神性発汗につながっている可能性があります。

「病は気から」という言葉がありますよね。
気にし過ぎることは悪循環につながるわけです。

医学的知識ですが、そもそも「汗腺」と「毛穴」は別のものです。
脱毛したことが発汗に直接つながる可能性は低いのです。

【Check-3】父親または母親がワキガ症状を持っています(いました)か?

⇒YES
※【Check-4】の解説へ

【Check-4】父親または母親も、あなたも平均以上に脇が毛深いですか?

⇒YES

あなたはワキガ(脇臭)の可能性が高いと考えられます。
ワキガは子供に遺伝するといわれているからです。

「ワキガ」と「多汗症」はまったく別物と考えて下さい。
当然ながら、根本的な対処法も異なります。

⇒4.ワキガの根本対策とは?

【Check-5】毎日、脇毛に白い粉がつきますか?

⇒YES
※【Check-7】の解説へ

【Check-6】服を洗濯するとき、脇の部分が黄ばんだシミになっていますか?

⇒YES
※【Check-7】の解説へ

【Check-7】そのシミの部分を嗅ぐと、鼻をツーン!とつく刺激臭がしますか?

⇒YES

あなたはワキガである可能性がかなり高いと考えられます。

ワキガの原因となる物質は「アポクリン腺」から分泌されます。
アポクリン腺から出てくる汗は、他の汗より白っぽいものです。
それが時間の経過とともに、鼻をつくような臭いを発します。

またアポクリン腺の汗には、リポフスチンという名称の色素も含まれています。
このリポフスチンが、黄ばみの原因になります。

⇒4.ワキガの根本対策とは?

【Check-8】最近、生活環境が急変しましたか?

⇒YES

妊娠や出産、転勤や昇進、進学や就職。
一時的なストレスが原因で、脇汗の急増につながることがあります。
あまり自覚症状の無い、自律神経の乱れなどが脇汗の原因かもしれません。

もしそうだとしたら、新しい生活環境に慣れてくれば脇汗も治まるでしょう。
心配のし過ぎは身体にも精神にも悪影響を及ぼします。

自律神経の乱れを改善するといわれる方法をいくつか紹介します。

  • 「お笑い番組」「泣ける映画」を観る。
  • 規則正しい生活を心がける。
  • 海藻類を多めに食べる。
  • 腹式呼吸をする。

【Check-9】あなたの「BMI値」は25以上ですか?

⇒YES

失礼ですがあなたの脇汗は肥満が原因の「多汗症」かもしれません。
皮下脂肪が厚いことで体の熱が発散しにくいのです。

根本解決は、申すまでもなく肥満の解消しかありません。

運動不足も多汗症の原因のひとつといわれます。
意識的に運動で汗をかくことは、脇汗を抑える効果もあります。

また食生活も肥満と同時に多汗症の原因になっている可能性があります。
どんな食生活を心がけるべきかは「5.多汗症の根本対策とは?」をご覧ください。

⇒5.多汗症の根本対策とは?

【Check-10】夏場は就寝中、エアコンをかけっぱなしですか?

⇒YES
※【Check-11】の解説へ

【Check-11】職場は夏の間、常に冷房が効いた状態ですか?

⇒YES

冬場の脇汗であっても、慢性的な体の冷えが原因の可能性があります。
「冷え」と聞くと女性特有のイメージがありますが、男性も同様です。

汗をかく習慣がない人は、汗腺がしっかりと機能しなくなるのです。
一定温度の室内に長時間いることで、汗腺が休眠状態になることも。

その結果、室温が僅かに上がっただけで脇ばかり汗が出たりします。
これは脇の下に集中している「エクリン腺」が活発化するからです。

運動不足であれば、余計にその可能性が高いと考えられます。
日常生活で汗をかかない人は、アルカリ性のベタついた汗が出ます。
(本来のサラサラした汗は弱酸性です。)

臭いの原因である細菌は、アルカリ性のほうが早く分解されます。
したがって臭いがより強くなる傾向が出ます。

ちなみに「汗臭い」という言葉は誤りで、汗そのものは臭いません。
皮膚に残った汗や皮脂の細菌が繁殖し分解することが原因です。

⇒5.多汗症の根本対策とは?

【Check-12】日頃から運動不足を痛感していますか?

⇒YES

上の【10】【11】と重複しますが、運動不足が脇汗の原因かもしれません。
汗をかく習慣がない人は、汗腺がしっかりと機能しなくなるのです。

対策としては、1日1回でいいので汗をちゃんとかくことです。
本来は有酸素運動が効果的なのですが、毎日は難しいですよね。

でも「毎日の入浴」ならハードルがグッと下がるでしょう?
夏場でもシャワーで済ませずに、汗をかく入浴を心がけましょう。

【Check-13】(女性のみ)頻繁に「ほてる」「のぼせる」

⇒YES
※【Check-14】の解説へ

【Check-14】(女性のみ)もしかすると更年期障害かもしれない

⇒YES

女性ホルモンの乱れが脇汗の原因かもしれません。
若い人であっても女性ホルモンのバランスが乱れると脇汗が増えます。

ストレスの蓄積や乱れた食生活、睡眠不足などが原因です。
アンドロゲンという男性ホルモンが優位になった結果、脇汗が増えます。

また更年期になると分泌される女性ホルモンが減少します。
それが引き金で脇のエクリン腺が強く刺激され、多量の脇汗になります。
汗が多量なのに手足は冷たいままなのが典型的な症状です。

このケースは乱れたホルモンバランスを正常化することが必要です。
皮膚科ではなく婦人科で相談されることをおすすめします。

【Check-15】やっぱり肉類中心の食生活になってしまう

⇒YES
※【Check-17】の解説へ

【Check-16】脂っこい食事が多い

⇒YES
※【Check-17】の解説へ

【Check-17】日々の晩酌は欠かせない

⇒YES

動物性タンパクの摂り過ぎは「アポクリン腺」を活性化させます。
欧米人の80%がワキガ体質という話もうなづけます。
またアルコールや動物性タンパクは汗腺の働きを促す作用があります。

動物性脂肪の摂り過ぎは「べたつき汗」や「臭い」の原因になります。
食生活を改善することで臭いや汗の質を変えることは可能です。

⇒5.多汗症の根本対策とは?

4.ワキガの根本対策とは?

アポクリン腺がワキガの原因となる汗を分泌することはおわかりいただけたでしょう。

では、根本的な対策はどうするべきでしょうか。

(1)手術を検討する前に確認しましょう

脇汗で衣類が黄ばんでしまう原因は、制汗グッズとの相性の問題かもしれません。
制汗グッズの成分が、あなたの体質と合っていない可能性があります。

もし体質と制汗グッズとの相性が原因だとしたら、手術は必要ないですよね?
特にデオドラント剤は、汗と化学反応を起こす可能性を指摘されています。

日本人は臭いに対して過敏だといわれます。
そのため市販の制汗グッズの多くは、汗を抑えるよりも臭いを抑える傾向が強いのです。

確認方法はシンプルです。
今現在お使いの制汗グッズを、一時的に止めてみればわかります。
例えば夏休みの間だけでも。

また、発汗を抑える効果がある「塩化アルミニウム」を配合した商品に切り替えてみる手もあります。

(2)アポクリン腺の除去手術について

アポクリン腺の数がかなり多い人、粒が大きい人の場合は、アポクリン腺を除去してしまえばいいわけです。
その手術は皮膚科や整形外科などで受けられます。

しかし手術となりますと費用の問題があります。
また時間的な制約もあるでしょう。

ワキガが比較的軽度であれば、専用のケア商品もあります。
それをある程度の期間、継続使用することで臭いは抑えることも可能です。

また美容形成外科のレーザー治療でも、ある程度ワキガは抑えられます。
それでも根本的な解決をお望みでしたら、除去手術は選択肢のひとつでしょう。

繰り返しますがワキガと多汗症は別物です。
手術するにせよ止めるにせよ、まずは医師の診察を受けることをおすすめします。

(3)女性のあなたは年齢も考慮しましょう

アポクリン腺が活発に活動するのは、性ホルモンの活発な時期に重なります。
ティーン・エイジあたりから徐々に臭いが強くなるのはこのためです。

実はアポクリン腺が分泌する汗の臭いは、異性を惹きつける役割があると言われます。
フェロモンの役割と同じですね。

一方で、閉経後はアポクリン腺が萎縮していくのでワキガの症状も消えていきます。
30代を過ぎる頃からは、手術のリスクを熟考するべきでしょう。

(4)脇を清潔に保つ

もともと、汗は無臭ですが、雑菌が分解することでニオイが発生します。

なるべく清潔な状態をたもつようにし、殺菌・抗菌に気を使うだけでも、ワキガの軽減は可能です。

汗をかいたらワキをこまめに拭いたり、脇汗パッドを使用したりすることで、ワキで雑菌が増殖しにくい環境をつくることにも留意しましょう。

また、服に汗が染みこんでしまうと、しみこんだ汗を雑菌が分解することも。
汗ふきシートを持ち歩いて、汗が衣類につきにくくしたり、脇汗パッドに汗を吸収させて、パッドを交換するなどの配慮が効果的でしょう。

(5)ワキガ用のデオドラントクリームを使う

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抗菌・制汗・抑臭作用のあるワキガ対策用デオドラントクリームの利用も、ワキガには有効です。

市販のスプレータイプの制汗剤より、クリームタイプのように、肌に直接塗れて密着するタイプのもののほうが効果が高く見られます。

ちなみに口コミで高評価なのは、クリアネオというクリーム状の制汗剤で、制汗効果が高いだけでなくニオイを抑えるのもピカイチと評判です。

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5.多汗症の根本対策とは?

多汗症の根本対策をする方法はどうでしょうか。

(1)体の冷えを改善するには

「頭寒足熱」という言葉を聞いたことがあると思います。
昔の人たちの長年にわたる知恵は、現代でも有効なことが多いです。

職場の冷房対策も、下半身を温めることを主眼にすべきです。
就寝時にエアコンをつけっぱなしにするなら、下半身にタオルを。

夏場に冷たい飲み物ばかり飲むことも、逆の「足寒頭熱」につながります。
暑い日に無理して熱いお茶を飲めとまでは申しません。
最近は常温の自動販売機も増えていますよね。

事務仕事で座りっぱなしの人は、血行が悪くなりがちです。
股関節や臀部の筋肉を伸ばすようなストレッチ運動をしてみましょう。

(2)食生活を改善するには

情報収集をしますと、脇汗につながると指摘されている食事は多数あります。

  • インスタント食品
  • コーヒーの飲み過ぎ
  • 香辛料(辛いもの)
  • 酸っぱいもの
  • 乳製品
  • アルコール

など、多岐にわたります。

「アレもダメ」「コレもよくない」と考え過ぎることはかえってマイナスでしょう。
続けられなければ、意味がありません。
また科学的な根拠がハッキリ示されていない情報も多い印象です。

まずは対策をこの2点に絞ってはいかがでしょうか。

  • 肉類中心の食事
  • 脂っぽい食事

では、代わりに何を食べるべきでしょうか。

①抗酸化作用が強いもの

理由:活性酸素を減らし、臭いの原因である「脂質の酸化」を抑えるから。

  • ビタミンC(レモン、イチゴ、ピーマン、ブロッコリーなど)
  • ビタミンE(抹茶、煎茶の茶葉、魚卵など)
  • βカロテン(にんじん、ほうれん草、かぼちゃなど)

ビタミンEは「唐辛子」や「油脂類」に多く含まれますが、これらは脇汗には良くありません。
ネギ、タマネギもビタミンCやβカロテンを含みますが、一方でアリシンも含みます。
アリシンはニンニクにも多い、臭いを強めてしまう成分です。

②大豆製品(イソフラボン)

イソフラボンも抗酸化作用があります。
またホルモンバランスに働き「汗を抑える」「抑毛」に効果があるとされます。
肉類の代わりとなるボリュームは大豆製品の活用がカギではないでしょうか。

(3)適度に汗を流す運動

汗腺は、いつも動かしていると活発になります。

しかし、運動不足だと全身の汗腺が活発になりません。
そこで、なにかと動かす機会があるワキの汗腺が活発になり、脇汗がかきやすくなるのです。

運動で汗を流していると、たくさんの汗腺から汗をかき、老廃物もスムーズに流れていきますが、運動不足だとそうはいきません。
運動不足だと、数少ない活発な汗腺に老廃物がたまり、たまたま汗をかいたときにドバっと出てくるのです。

そうなると、ベタベタした臭いやすい汗になってしまうのです。

日ごろからの運動習慣や体質にもよりますが、運動不足の方はとくに、適度に運動をして汗を流し、新陳代謝を良くする生活習慣をつけることが脇汗予防の方法のひとつでしょう。

(4)リラックスをする

精神性発汗は、緊張状態になるとドバっと汗が出ます。
度重なるストレスや「汗をかいたらどうしよう」という不安が、よけいに汗を出すことも。

そこで、なるべく自分がリラックスできる方法を探し、実践してみましょう。

例えば、緊張をほぐす思考トレーニングをしてみたり、緊張しないように場慣れすることもひとつの方法です。

また日ごろからストレスを感じやすい方は、適度な運動や、趣味で気分転換するのもよいでしょう。
マッサージで血行をよくしたり、良質な睡眠をとることもオススメです。

(5)ホルモンバランスを整える

女性は、女性ホルモンのバランスが乱れることが、汗と影響しているようです。

とくに更年期になると女性ホルモン量の低下が、自律神経のバランスを崩してしまい、さまざまな症状があらわれます。

自律神経の乱れから交感神経がエクリン腺を刺激し、気温に関係なく大量の発汗がみられる現象(ホットフラッシュ)が起こる場合もあります。

この場合は、生活上の注意では改善しにくいため、婦人科を受診して相談することをおすすめします。

また、年齢に関係なく若い女性でも、不規則な生活や睡眠不足が続くと、女性ホルモンのバランスが乱れて汗に影響が出る可能性があるようです。

(6)体脂肪率を下げる

痩せている人に比べ、太っている人は脂肪が断熱材のような働きをするため、体に熱がこもりやすく、汗をたくさん出すことで体温を調整しようとする働きが活発になるようです。

脇汗だけでなく顔周りや全身からの発汗も気になるようであれば、体質改善が必要かもしれません。

肥満解消のためには、ウォーキングエアロビクスなどの有酸素運動を続けることがおすすめです。

(7)制汗剤を活用

制汗剤にはさまざまな種類があります。
汗腺は全身になるので、ワキという小さい範囲の汗を抑えたところで、体への影響はないとされています。

最近では、スプレータイプ以外にもクリームタイプやジェルタイプ・自然由来でつけ心地のよいものなど、さまざまな商品が販売されているので、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

オススメは、塩化アルミニウムを使用した「デトランスα」です。



≫デトランスα販売サイト

夜の就寝前に塗りこみ、朝ふき取るか洗い流すことで、発汗量をかなりコントロールできるでしょう。
ただし人によっては、かゆみや腫れなどの副作用が出やすいので、様子をみながら使っていく必要があります。
何日か使ったら何日か休むといったサイクルで使用していくのもおすすめです。

(8)病院での治療

日常生活に支障をきたすように汗は、多汗症の可能性もあります。
脇の多汗症は、腋窩多汗症(えきかたかんしょう)といい、厚生労働省によると日本人の5.8%は患者がいるようです。

さまざまな対策をしたのに、なにも改善されないという場合は、医師に相談しましょう。

多汗症は、皮膚科や多汗症専門外来で、治療を行えます。
症状によってさまざまな施術があり、塗り薬や経口薬を使う方法や、電気治療・超音波治療、手術などがあります。

ワキの多汗症を治療する際は、塩化アルミニウムの塗り薬からはじめるケースが多いようです。

まとめ

脇汗の原因は、さまざまです。
しかし、生活習慣を変えることで、ある程度は脇汗を抑えられるかもしれません。
タオルが手放せないような、多汗をいつもワキにかく場合は、多汗症を疑って受診するとよいでしょう。

最初の対策は、気軽にできる方法として、制汗剤などを使用してみるのもよいですね。

汗のニオイが気になる方は、汗をかいたらすぐに拭くことも大切です。
体臭の感じ方は人それぞれなので、自分が思っているほど、周りの人は気になっていないということもあります。

汗やニオイを気にしすぎて、積極的になれず、対人恐怖症になってしまうようなことがないように「これだけ対策をしたから大丈夫」と開き直ってしまうと、精神性発汗がなくなることも。
しっかり脇汗対策をして、活き活きとした毎日を過ごしましょう。

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